10月のハロウィンを迎えるにあたり、KAGAものづくりラボでは特別な「オバケLEDランタンを作ろう」のハロウィンものづくりワークショップを開催しました。このワークショップは、電子工学の基礎からものづくりの魅力まで幅広く学べる、STEAM教育の一環として企画されました。
講師はTUNING-HUBのメンバーが担当
タッチセンサーで点灯する「かわいいオバケランタン」
今回のイベントは、タッチセンサーでLEDを点灯させる「かわいいオバケランタン」作りです。Arduinoとアルミホイル、抵抗を組み合わせてタッチセンサーを作り、ランタンに触れると好みの色で光るようにプログラムしました。暗い部屋に置くと、幻想的な光でハロウィンの雰囲気を一層引き立てます。
「まるで魔法みたい!」感動のタッチセンサー技術体験
ランタンに搭載したタッチセンサーは、静電容量方式と呼ばれる仕組みを利用しています。人間の体が電気を通す特性を活かし、触れると波形が変わるという現象を検出するもので、これにより「触った瞬間に光る」というユニークな体験を実現しました。この説明に、子供たちは「まるで魔法みたい!」と目を輝かせていました。
さらに、はんだ付けによるセンサー部分の取り付けにも挑戦してもらいました。作業中は、皆が真剣な表情で集中して取り組み、初めて触るハンダゴテに真剣に向き合いながらセンサーを丁寧に取り付ける姿がとても印象的でした。難しい作業を一歩一歩やり遂げる姿からは、ものづくりに対する誠実さと成長の喜びが感じられました。
完成を喜ぶ子供たちと幻想的な輝き
ワークショップの最後には、出来上がったランタンを暗い部屋で点灯させる体験も行いました。ランタンがふんわりと光を放った瞬間、子供たちの驚きと喜びの表情が一斉に広がり、会場には歓声があがりました。その幻想的な光に、ランタンをじっと見つめたり、友達と見せ合ったりと、まさに「自分で作ったものが光る感動」を体験してもらえたのではないかと思います。
STEAM教育の価値を実感
このワークショップを通じて、子供たちはものづくりの楽しさや技術への興味を自然と高め、また自分の手で作品を完成させる達成感を味わうことができました。触れると光るランタンは、子供たちの想像力をかき立て、STEAM教育の大きな価値である「創造する喜び」を体験してもらう素晴らしい機会になったと感じています。
TUNNING HUBはこのようなSTEAM教育の一環として、創造性を引き出すワークショップを企画・開催していきます。
STEAM教育に関するイベント・ワークショップの開催にご興味のある企業、行政、団体の方はお気軽にお問い合わせください。
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